2017年おせち商戦が始まっていますが、今年のトレンドは多様化と個食・少人数?
大阪についで名古屋でも百貨店のおせち商戦が始まりました。
2017年おせちのトレンドはどうなんでしょうか?
少し早いですが 人気おせちはすぐに売り切れてしまうのでまとめてみました。
「年末年始の特別な行事は良いものを食べたい」という人が多く、手間のかかるおせち料理は自分で作るのではなく、通販や百貨店などで購入する人が年々増えています。
昨年、婦人画報が行ったアンケートでは、
「おせちを購入しますか?」という質問に対して、購入するが60%です。
また購入しない人のうちで自分で作る派が16%です。
おせちを購入せず、自分で作らない人のなかでも、実家に行って食べるとかの人もいるでしょうから、正月におせちを食べる人の割合は80%を超えるのでは。
考えようによってはすごい数字です。
しかもその割合が増えて来ているようです。
「おせち市場は直近5年間で2割程度拡大している」と言われていて全体の売り上げを落としている百貨店業界でも、おせちは数少ない成長市場です。
販路については、やはりネットでの購入が増えていて、松坂屋名古屋店の昨年の数字では前年比20%増とのことです。
婦人画報のアンケートでも同様の結果で、ネットでの購入の流れは止まりません。
やはり選択肢が多くて好みのものを見つけ易いというのが大きな理由です。
平均購入価格ですが、松坂屋名古屋店では前年並みの2万3千円前後が見込まれています。
高島屋のおせち担当者の話では、予約前半は高島屋限定おせちや50,000円以上の老舗料亭など高額価格帯おせちが人気で、会期の後半は少人数用おせちが大きく売上を伸ばすという二極化がより一層強まっているとのことです。
(高島屋のおせちの中心価格帯は2万円から3万円です)
2017年おせちのいくつかのキーワードを挙げてみると次のとおりです。
■販売開始時期が前倒し
上記でも述べたように各百貨店とも力を入れていて、販売開始日も早めです。
■個食・カップル・少家族向けのおせちが人気
一人ぐらしだけどやはり正月はおせちが食べたい人、結婚を機におせちデビュー(正確には子どもの時には食べている人が多いので再デビューですが)するカップル。核家族や実家に帰省できない人向けに、1人前から2~3人で食べきれる手軽なサイズの商品が増えています。
■多様化の一層の進展
伝統の和風おせちだけでなく和洋折衷や和洋中が増えてきているのはここ数年の傾向ですが、今年はさらにその傾向が増大しています。
元日に食べるおせちだけではなく、年越し用のオードブルとかおせちを模したスイーツセットも多数出てきています。また、食物アレルギーに配慮したおせちとか、高齢者向けのやわらかおせちも種類が増えているのはいいですね。
2017年の注目おせちとしては、
★「スターウォーズ」おせち
2015年暮れに公開されて大評判だった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。
今年はスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の12月16日公開が予定されています。
おせちは重箱の天面に「ダース・ベイダー」、周囲に「ストームトルーパー」が配されています。
一の重は、『スター・ウォーズ』の世界。
ダークサイドに「ダース・ベイダー」デザインの黒胡麻ムースの下に黒豆、ライトサイドに「R2-D2」デザインのミルクムースの下にはきんとんなど、祝い肴を中心に豪華に盛り付けられています。
二の重は、ライトサイドの世界。タコの煮付けや磯貝の生姜風味、にしん親子巻きなど海の幸を、銀河生命体を思わせる雰囲気に。「R2-D2」と「C-3PO」のピックやバランがアクセントです。
三の重は、ダークサイドの世界。「ダース・ベイダー」のバランと「ストームトルーパー」のピックを小鯛俵焼きにあしらい、いくらや中華風鮑も豪華に盛り合わせて。ロゴ入り珍味入れやバランで世界観が演出されています。
価格は税込24,000円。
冷凍で12月29日(木)~30日(金)に届きます。
おそらく2017年限りでしょうから、ファンなら味わってみる価値はありますね。
自分で作るという家庭は減っていますが、和風・洋風にこだわらず「おせち」という日本固有の伝統に回帰する傾向は増えているのは確かなようでいいことです。
おせちについてはこちらのサイトが便利かもしれません。
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